またもや晴れた日である。
くもはひとつもなくただ澄み渡っている。
いつものごとく丘にいる。
ふと、
「転がり下りたら気持ちいいだろうな。」
と考えた。
べつに無謀なことではない。
なんども地形を観察し、
障害物も危険物もなーんもない。
からだを横たえ、
せーの、ごろごろ。
草はやわらかい。
みどりとそらのまぶしさが交互に襲ってきて目がくらんだ。
ちょっとこわくなり12回転くらいで止まる。
・・・ここがわたしの甘さだ。
なぜふもとまで転がらないのか。
馬鹿だからだ。
自分の気がすむ程度の回転で好いのだ。
寿司屋と同じ。
きょうは一大決心をして興奮している。
教習所へ行く話しが決まった。
しぶるダディを説得し、
ママンの了解を得て。
『安心Aプラン』。
好い響きだ・・・。
何度落ちてもおちこぼれを救ってくれる
(もちろんタダではない。)究極の救済プラン。
好い響きだ・・・。
丘の斜面の途中で牧草を噛み、
そのまま噛みしめる。
たべてしまった、習性で。
甘くてさわやかなその味は、
ちょっとなつかしい青春の思い出の味がした。
2008/01/05
ローリング・ストーン。
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