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2008/11/01

橋に立つ人。 〜sketch35〜



ちいさな川
なにげない流れ
それでも橋のたもとに立てば
みどりが茂り
とりが憩う
ぼくの時間が流れていく
海のほうへ



<2008/11/01>

2008/09/19

雨が描いた。


台風がせまる金曜日
ぼくはフランス人になったつもりで黒い傘をさして外に出る
ぬるい雨がぼくのスケッチ・ブックの線をなぞる
にじんだインク
流れる黒

ぼくはついうっとりと
濡れることも忘れて水滴をなぞる
「この絵はぼくが描いたんじゃない、
作者は雨だ。」

にじむ地平線遠くの森
国道沿いの道を通り過ぎるひと
ぼくの立つ場所はベージュ色の陸橋の上
視界は信号機と同じ
人生の合図に足を停めている

ねえキミにも見えるかな
ぼくの気持ちが
黒いインクは黒じゃないんだよ
一番伝えたいコトバ

ぼくは叫ぶこともできないで
視界の下を見渡した
雨はやさしくぼくの手に降り注いでいた
また繰り返される明日を想像しながら
ぼくは階段を降りていく



(2008/09/19 Greeより転載)

2008/05/29

けやきの信号。 〜sketch29〜


視界のなか行き交うひと
たあいのない噂話
あなたの本気はどこと指さすひとびと
答えようもないくらい
かすれるペン
流れるアップテンポ
せめて静かに見てて
ぼくの中の世界
きっと見ているひとも入れるはずさ

倦怠感は好きじゃない
グルービーには距離をおこう
聞こえないはずの声
聞こえてくる声
僕の声はころころ変わる

嘘はつきたくないけれど
本音の裸は辛すぎる
僕は毛皮をもたない生きもので

ごろーんごろーん
どこかへ行きたいな
ぶるーんぶるーん
エンジンを

夢に見るのは
だれかの横で
まばたきもせずフテネする自分

いやな記憶も好い思い出も
みとめちゃっても夢の痕

僕はケモノじゃないからね
嘘の多いイキモノさ

ふと見やれば
青信号
背中を見せて
荷物を抱えたおじいちゃん
・・・いくつになったらオトナぶれるんだろう?

(2008/05/26 Greeより転載)

2008/01/09

蘇鉄のゆめ。 ~sketch25~


思い出すのは南国の風
太陽がほほえんでいた先祖の土地
このさむい季節
ぼくはぼくの夏を思い焦がれる




(2007/12/27 Greeより転載)

丘でうたって。 ~sketch24~


気になんないこと気になること。
近景遠景、また近景。
人影とことこ春の里。




(2008/01/05 Greeより転載)