こどものころ、
大好きな児童小説はクレヨン王国シリーズだった。
「春の小川」と「白いなぎさ」がとくに好きだった。
どちらかの主人公が、バクに
『あなたの夢を売ってください。』と言われる。
彼女の夢はかなり重いのだ。
天秤で量ってもかなりの重さで。
結論から言えば
『夢は売ってはいけない。』
その人を形づくる大切なものだから。
女の子は、夢を売って老人になってしまった友達を見て愕然とする。
さて、オトナになると自分の夢をためされるときがやってくる。
あるひとは夢を描き直し、
あるいは捨てる。
こどものときからの夢を握りしめて、
泣きそうなひともときどき見かける。
CHAIRAも一回夢を捨てた時期がある。
ふつうに生きて、ふつうの勉強をして、ふつうの仕事をしよう。
・・・そう思った。
これが長かった。
絵を描くということがこんなに大事なことだったと気づくのに
数年間の時間か必要だった。
ときどき、
わたしは何をしているんだろう?
と思いながら。
いまは幸せ。
いろんなひとに支えてもらって絵を描けるから。
それることのできない一本の道にやっとたどりついた。
顔も見たことないけれど、
わたしの絵を見て、
わたしを知ってくれたひと。
どうか、よろしくね。
この日記を読んでくれたひと、
どうか、みなさんの夢がかたちになりますように。
そしてこどものみなさん、
いっぱい夢を育ててすてきなオトナになってくださいね。
2007/11/29
夢の重さ。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿